休憩部

ウニだけじゃない、壱岐の魅力

2021.9.5

皆様、こんにちは「テ・バサキ」です。

今回は、「壱岐」の魅力、についての話題です。
「壱岐」と聞いてピンとくる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか??
当方のイメージとしては、北部九州にお住まいの方以外ではあまりいないのではないかと勝手に思っておりますが、そもそも「壱岐」は何県かはお分かりですよね!?

一番近そうなのは、佐賀県のようですが、福岡県や長崎県も同じくらいの距離感みたいですよね。
ほとんどの方はお分かりだと思いますが、壱岐は長崎県に属します。
壱岐のすぐ近くの対馬、また五島列島についても長崎県に属していますよね。

壱岐は、遺跡・古墳・神社に城跡…などが小さい島の中に多数あり、
非常に長い歴史のある島です。
古事記の国生み神話の中で、5番目に生まれた「伊伎島」として記された壱岐島。神々の島とも呼ばれ島内には150社以上も由緒ある神社が点在しており、島全体がパワースポットとも言われています。
また、中国の三国志時代に書かれた「魏志倭人伝」にも「一支国」として登場。長崎県にある約450基の古墳のうち約6割にあたる280基が壱岐にある事からも古くから交易の拠点としても栄えていたことがうかがい知ることが出来ます。


▲壱岐 

それでは、そんな壱岐について、いくつかのスポットをご紹介いたします。

まずは、小さい島の中に150社以上もある神社の中で、神秘的なパワースポットでもある「月讀神社(つきよみじんじゃ)」をご紹介します。


▲月讀神社

御祭神は月讀命(つくよみのみこと)。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)によって、天照大御神の次に産まれたとされる神です。
暦・潮の干満など月にまつわる全ての行い、安全や航海安全などの願いごとを聞き入れてくださると言われ航海の神様とも言われております。
日本書紀には、京都の松尾大社内にある月讀神社は壱岐の県主(あがたぬし)の先祖である忍見宿祢(おしみのすくね)が分霊したものと記されていて、全国に点在する月讀神社の総本社とされており、日本最古の神社とも言われております。

次に、「原の辻遺跡」です。


▲原の辻遺跡

原の辻遺跡(はるのつじいせき)は弥生時代の集落で、魏志倭人伝に記された「一支国(いきこく)」の王都に特定された遺跡です。この原の辻遺跡は“遺跡の国宝”にあたる国の特別史跡に指定されています。日本で弥生時代の遺跡として特別史跡に指定されているのは、この他、登呂遺跡(静岡県)、吉野ヶ里遺跡(佐賀県)の2箇所だけです。

これまでの発掘調査で、日本最古の船着き場の跡や当時の「一支国」が交易と交流によって栄えていたことを示す住居跡などが確認されています。遺跡からは交易によってもたらされた様々な地域の土器や中国の貨幣、日本唯一の人面石やココヤシで作った笛等が発見されています。

続いては、壱岐のシンボル的な景勝地の「猿岩」です。


▲猿岩

自然によって造られた奇岩は「そっぽを向いたサル」にそっくりですよね。神話の舞台にもなっていて壱岐島が流れてしまわれないよう神様が建てた「八本柱」の一つと言われています。
高さ45mの巨大な猿のユニークな形はもちろん、岩越に見える美しい夕陽の絶景も注目。インスタ映えする写真が撮影できると観光客に大人気のスポットです。

続いては、“日本の電気王”、“電力の鬼”、と称された松永安左エ門氏の功績を称える「松永記念館」です。


▲松永記念館

壱岐出身の”日本の電気王“”電力の鬼“と称された松永安左エ門氏。明治から昭和にかけて日本の電力の普及と振興に努めた彼の功績を伝えるために建てられた記念館です。

慶応義塾で福沢諭吉の教えを受け、1910年(明治43)の九州電気設立を契機に電気事業に着手、全国的に活躍の場を広げました。戦時下には国家管理化におかれることに反対し隠居を決意しましたが、戦後、電気事業の民営化や料金値上げなどの電気事業の再編の中心人物として再び活躍するなど、日本における電力の歴史を牽引し続けました。

施設入口には、松永が1909年(明治42)に設立した福博電気軌道(1979年廃止、後の西日本鉄道)の懐かしい電車が置かれ、館内には身の廻りの品や、後藤新平や犬養毅首相からの書等が展示されています。

最後にお酒が好きな人にはうれしい、「壱岐の蔵酒造見学」をご紹介します。


▲壱岐の蔵酒造

ここ壱岐の蔵酒造は、壱岐を代表する焼酎の酒造メーカーで、焼酎をよく飲まれる方は、
「壱岐っ娘」の商品をご存知ではないでしょうか?
あまり知られていないですが、壱岐は麦焼酎発祥の地と言われています。
焼酎造りに大切な水は、弊工場の地下深く、玄武岩層で磨かれた地下130mの自然水を使用しています。

米麹の甘みと麦の香りが広がる壱岐の麦焼酎。500年の歴史に磨かれた伝統的な製法が認められ、1995年にはWTO(世界貿易機関)のトリプス協定によって「地理的表示」の産地指定を受けました。同じ原料や製法であっても、壱岐でつくられたものでなければ「壱岐焼酎」と名乗ることはできないものとなっております。

 

ということで、いかがでしたでしょうか?
ここにご紹介したのはほんの一部ですが、まだまだ壱岐の魅力的なところはたくさんあります。
当社でも、今年の春と夏に北部九州と山口県の皆さま向けに、壱岐の日帰りツアーを企画しましてご案内も致しましたが、残念ながらコロナ感染拡大のためにツアー自体は中止と致しましたが、当コースはコロナ感染が落ち着きましたらまた改めてご案内を考えておりますので、今はまだ難しいですが、もう少ししましたら是非、当社のツアーで訪れてみてはいかがでしょうか?

今回はこの辺で終わります。

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