休憩部

七年に一度の盛儀 善光寺御開帳

2022.6.1

皆さん、こんにちは!厚切りベーコンです。

6月に入り、コロナ感染者数もかなり落ち着いてきましたが、まだまだ室内や人が多い場所などでは引き続きマスク着用が続きますね。これからの時期は高温多湿になりますので、熱中症対策のためにも、屋外では人との距離が保たれ、会話を控えればマスク着用は必要がないと政府の新型コロナ対策より新たな指針も示されましたので、状況に応じて対応していきたいですね。

さて、今回は現在開催中の「七年に一度の盛儀 善光寺御開帳」についてご紹介します。
善光寺は何度か訪れたことはありましたが、御開帳の参拝は今回が初めての訪問です。

古くから「遠くとも一度は参れ善光寺」と語り継がれる善光寺は、一生に一度はお参りしたい寺院。
全国的にも珍しい無宗派の寺院で、宗派を問わず門戸を開いています。そもそも「善光寺御開帳」とは何なのかを説明しますね。

善光寺の御本尊「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来」は、中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩(せいしぼさつ)が並んでいます。しかし、普段は直接お姿を拝むことはできず、絶対秘仏とされています。数え年で七年に一度、御本尊と同じお姿をした前立本尊を公開するのが「御開帳」です。阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸となってのびていき、さらに白い「善の綱」となって回向柱に結ばれます。その回向柱に触れることは、前立本尊とつながることとなり、功徳が得られるといわれています。


▲参拝者が触れる「回向柱」は、コロナ感染対策により、光触媒を使った抗菌剤でコーティングされています。手指消毒をした後、回向柱に触れ祈りを捧げます。

ちなみに、本来は昨年(2021年春)御開帳が行われるはずでしたが、コロナ感染拡大をかんがみ、一年延期となっていました。通常のご開帳期間は、4月上旬~5月下旬までですが、今回に限り6月29日まで約3か月間となります。コロナ感染拡大防止による分散参拝を配慮した1か月間の延長のようです。
私が訪れたのは5月下旬の週末、混雑は覚悟していましたが、想像をはるかに超える大勢の参拝者の方がお参りに訪れていました。内陣参拝、回向柱、御朱印所、山門拝観など各所で80分~120分の待ち時間となっていましたが、天候や曜日、時間帯によって大きく待ち時間は変わると思われます。


▲回向柱の行列/山門~仲見世通り~仁王門付近まで行列が続いています。

前回(2015年)の御開帳期間の参拝者数は707万人と過去最高を記録しましたが、今回は期間延長に伴い大幅に記録を更新するのではないでしょうか。

あと、見逃せないのは「仲見世通り」ですね。仁王門から山門までの間にある石畳通りは賑やかな商店街「仲見世通り」。地元の特産品や飲食店が軒を連ねます。信州そばや味噌、おやきに信州りんごのスイーツなど、見どころは盛りだくさんです。

以上、善光寺御開帳のご紹介でした。
これから梅雨に入るため、雨天の場合の方がスムーズに参拝できるかもしれないですね。ご興味のある方は、ぜひご参拝ください。

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